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NSR 考古レポート その1
剣山にソロモン王の秘宝が!
・・・あるのか?

記事/ジョリー・マクガイバァ


※ぜひ最後までお読み下さい。

 四国の霊峰、剣山。徳島でも険しい渓谷で知られる大歩危・小歩危や、平家の落人伝説と蕎麦で有名な祖谷渓などの東に位置する標高1955mの山だ。整備された登山道は登りやすく、頂上はなだらかで広い。それでいて四国随一の高さを誇るの美しい山でもある。しかし、この剣山は、伝説の多い四国においても、際立って濃い伝説に彩られたミステリー・スポットである。
そもそも、剣山という名前が伝説的に命名されている。かつて石鎚山と呼ばれていたが、安徳天皇が頂上に剣を奉納したことで剣山と呼ばれるようになったそうだ。その剣を安置した場所は宝蔵石という巨石で封印されている。

 いや、これだけでもなかなか立派な伝説なのだが、こんなものは序章に過ぎない。

 なんと、剣山そのものがピラミッドだという話があるのだ。ここで、「日本にピラミッドなんて・・・」と思ってしまう人はちょっと予習が足りないなあ。鹿角ピラミッド(黒叉山)をはじめ、いまや日本にもピラミッドが存在することは、考古学の世界でもだいぶ認められている。ただ、エジプトのものみたいに直方体の石を階段状に重ねるという建築方法はとられていないので、ぱっと見では天然の山に見えることが多いようだけど。しかし、その山が自然にできたか人工的に作られたのかは、地質構造、周囲の地史などを調べればわかる。(例えば、土壌に含まれる鉱物成分が山の下と山で明らかに違うなど。)そういった調査によって、各地の「なんか不自然な離れ山」が人工的に作られたピラミッドであることが徐々に明らかになっているのだ。

 ところで、ピラミッドであるからには、何かを安置してあるだろうと考えたくなるのが人の性というもの。何か、というのは、エジプトの場合では死者の魂がやがて還ってきた時のための体と財産がそれにあたる。日本のものでも、その背景にある思想がまったく同じかどうかは別として、とにかくかなり大事なものが納められていると考えるのが自然だ。なにせ、莫大なコストをかけて建設するのだから、それ相応のものがなければいけません。剣山ほどの巨大さでピラミッドを作るとなると、そんじょそこらの豪族レベルではまったく相応しくない。剣山は、(作ったのが一部分としても)クフ王の墓なんかより全然大きいのだ。

 しかし、日本の歴史にはそんな大層なピラミッド建設の話は知られていない。じゃあ、そんな出来事はなかったのか?と言えば、やはりあるのだ。ただ、それは一般的な日本の歴史とは別のところで進行していた出来事だったんだね・・・。そう、外国人が日本に渡来してピラミッドを作り、秘宝を隠していったのだ。これはさほど驚くべきことではない。古代の日本は、現代には遠く及ばないにしても、近代の日本に比べれば遥かに大陸との往来が盛んだった。交流が多かったのは朝鮮半島あたりだろうが、各地を経由して西洋から渡ってくる者ももちろんいた。

 古代に日本にやってきた西洋人の中には、かなり有名な歴史上の人物もいる。その極め付けがキリストだ。・・・ちょっとびっくりするけど、結構よく取り上げられるネタでもあるからご存知の方も多いだろう。キリストがやって来たのは、当然といえば当然だが約2000年前だ。キリストには21歳から33歳までの間、聖書にも載っていない空白の時間がある。この11年間に、実はキリストは日本海側から越中の国に入り、修行を積んでいたらしい。若いうちはエジプトに暮らしていたそうだから、陸路で東に来たんだろう。こう、シルクロードとか通ってさ。このことは、発見されたキリストの遺書に書いてあったそうだ。「(キリストが)ヨハネや周囲の人々に神国日本の尊さを語りつづけた・・」というあたり胡散臭さは無限大だが、まあここはちょっと目をつぶっておこう。日本で修行してただけあって、実はキリストは日本語OKだったらしいから、その遺書とやらもきっと日本語で書いてあるのだろう。

 さて、ユダヤに帰ったキリストは神について熱く語りだすワケだが、当時の長老達には受け入れられず、ゴルゴダの丘で磔になる。有名な数々の奇跡が起こった、キリストの最期だ。しかし、である。実は、この時処刑されたのはキリストではなかった。ロンギヌスの槍でとどめを刺された者はキリストの弟イスキリであったというのだ。それ故に、キリストがいよいよ最期の瞬間を向かえて神に呪いの言葉を吐いたという説がある(実は身代わりのイスキリだったからだ)。・・・じゃあ、その時に起こった幾つもの奇跡、返り血を浴びたロンギヌスの失っていた視力が回復したとか、そういうのはどうなるの?本人じゃなかったのに?・・・とかってツッコミはやめとこうぜ!てことで先に進む。自らが神の国を目指す為に我が弟を身代わりに公開処刑に差し出した聖者キリスト。

 ・・・ずいぶん堕ちたものだが、まあ彼はその後、かつて修行した「神国日本」を目指す。そして辿りついたのは青森県・新郷村だ。この新郷村こそ、かつての戸来村だ・・・戸来(へらい)村の名は聞いたことあるんじゃないかな?戸来の名はヘブライが訛ったものとも言われている。また、この地には、次のような「ユダヤ文化の系譜」を感じさせる風習がある(あった)そうだ。

 さて、この地にとどまって106歳の長寿をまっとうしたキリストは、もはや布教活動を行うことはなかったが、全国を行脚して説法をすることはあったらしい。大柄で白髪、赤ら顔で鼻が大きく、碧眼、襞の多い外套を着たその姿は「天狗」といって畏怖されたそうだが、ここではそんなことはどうでもいい。

 そんなことより、ダビデの星である。ダビデの星は、伊勢神宮にも祀られているシンボルだ。そう、日本の古代にはなぜか時折この紋章が現れる。そして、キリスト教の(他の宗教にとっても)聖地であるエルサレムを擁するイスラエル・・・古代イスラエルに、紀元前10世紀頃君臨していた者こそダビデ王なのだ。

 話がだいぶ逸れていたのでまとめると、つまり、古代の日本にはダビデ王の勢力が及んでいたということだ。我々が感じていたよりも、古代の人々は活発に世界を飛び回っていた。いまほど気楽ではなかったろうが、島国の日本とてけっして完全に孤立していたわけではないってことだ。
 もっとも、古代イスラエルが日本に接触していたとしても、ダビデ王その人の力が、というわけではなくて、その血族の、という範囲で捉えるべきではある。さて、古代イスラエルがその勢力をさらに拡大し繁栄させたのが、ダビデの第2子、ソロモンだ。さあ、とうとう問題のソロモンが出て来たぞ!アラビア半島北部で領土の拡大に成功していたというソロモン王は、莫大な財産を蓄えていたに違いない。戦乱の時代、もしもの時に備えて重要なものほど確実に隠す必要があったろう。どこにするか。そこで彼が考えたのが、遠い東の辺境だったとしても、なんら不自然はない。もしも国を追われるようなことになった時に、再起の為に潜伏するには本国から離れていた方がいいこともあるからだ。
 先の話と合わせて言うならば、古代イスラエルにおいて日本列島がなんらかの形で認知されていた(ごく一部の者にであっても)からこそ、その後にキリストが日本に渡来することもあったのだろう。つまり、キリストが東洋思想に興味をもったとして、当時かなり発展していた中国文明圏ではなく敢えて日本にやって来たのは、あらかじめ日本のことを知っていたからこそだと言える。
 また、ソロモン王の時代である3000年ほど前には、すでに現在の新疆ウイグル自治区の場所に、交易を生業とする白人集団がいたらしいこともわかっている(いわゆる”桜蘭の美少女”というやつだ)。ともすると近代までは世界は隔たっていたと思い込んでしまうが、実際には、我々が学校で習ったり、いま想像したりする以上に古代から世界は日常的に交流していたのだ。

 これで、日本の剣山にソロモン王の秘宝が隠されていてもいいという可能性はわかっていただけたかと思う。もっとも、これは不可能ではなかったという可能性の話に過ぎないので、根拠としては薄弱だと感じるだろう。しかし、奇妙な符合はまだ続く。

 諸説あるだろうが、20年近く前に独自の「剣山ピラミッド- ソロモン王の秘宝説」を唱えて現地調査もおこなったというY氏は、以下のように語っている。

 ソロモン王の秘宝としてなにが隠されているのか?それは、金銀財宝の類いではないと思う。もっと価値のあるものだ。
 ひとつは、聖剣だ。これは、イングランドの黎明期に現れたという伝説のアーサー王が所持していたという”エクスカリバー”と呼ばれたものだ。そもそも、剣山の名の由来となった安徳天皇の伝説も、これに端を発しているのではないか?
 そしてもうひとつは、"マナの壷"だ。マナとは、中国の故事で云う”混沌”に近いもので、属性を持たない力のようなものだ。
 さらにもうひとつは、”オリハルコン”だ。これは、竹内文書に伝わり、かの尊師・麻原も探していたという”ヒヒイロカネ”、ー 純粋なものは鉄より柔らかいが合金にすると硬玉をも断ち切ることができるという超古代の金属 ー とも同じだと思う。
 これらの3つの神秘的な宝・・・これこそがまた、いわゆる”三種の神器”、つまり天群雲剣(あめのむらくも)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、八咫鏡(やたのかがみ)というものでもあるに違いない。剣は問題ないとして、金属が鏡と呼ばれることもまあ理解できるだろう。さすがに、壷を勾玉と呼ぶのは不自然と思うかも知れない。しかし、これはそれでいい。そもそも壷という言葉事体が、マナを蓄えたものということを暗示的に示しているだけで、それが実際に壷の形をしているとはどのみち考えていない。そもそも勾玉の形は精神的なエネルギーの象徴だ。そういう意味では”マナの壷”にはぴったりのイメージだ。実際、それが壷型でなく勾玉型でもなくどんな形をしているのか・・・それは見たことないからわからないが。
 これらの神器は、それ事体が世界を統べる神秘的な力を持つとされているものだ。ソロモン王によって剣山に隠されてから今までの3000年のなかで、一度も持ち出されたことがないかはわからないが、現在皇室で伝承されている”三種の神器”はレプリカだと思う。本物は今も剣山にあるのだと思う。なぜなら、俺は剣山に調査に行った時、老人に聞いたことがあるからだ。第二次大戦中に陸軍が剣山で探索をしていたと。秘宝がまだあそこにあるからこそ、戦時に神秘思想をも戦力に取り入れようとした日本軍が剣山で発掘を行ったと言えるからだ。

 Y氏の意見はかなり大胆だ。しかし、日本略記という文書によれば、天群雲剣(=草薙剣)を最後に使ったのは安徳天皇だそうだ。この文書では、剣は安徳天皇とともに壇の浦に沈んだとされるが、剣山に剣を納めたとされるのも安徳天皇であるという奇妙な一致は偶然だろうか?

 伝説を伝える古文書は数多くあり、各々の記述には幾許かの矛盾も珍しくはない。ことに、日本神道であれキリスト教であれ、それらの創世神話をわたしはそのまま信じてはいない。個人がどのようなものを信じるかは自由だが、過去にあった出来事について科学的に考えた場合の結論は、間違いなく地球は約46億年前に誕生し、長い時間の中で生命を進化させてきた、ということになる。間違っても何ものかの意志によって7日間で創造されたり、誰かがぐるぐると剣でかき回した海に列島ができたりといったことはあり得ない。伝説・神話はけして歴史的事実を記したものではない。

 しかし、だからといって、これまでにあげた伝説が、実際のものごとをまったく示していないと言い切ってしまうのは早計だ。伝説や神話は、多くの場合は何か実際におこった事象を暗示的に包含しているものだ。例えば、ヤマタノオロチが九頭竜河の氾濫を、その口から出たという剣が砂鉄による鉄器文化の存在を示唆するという解釈をしてみることが可能なように。

 キリストの放浪を代表とする古代の日本と中東の繋がり、そしてそれぞれの地域の伝説上の神器の符合は、何かの根拠をもって発生したもののはずだ。伝説通りの人智を超えた力を持つかどうかは別として、何か、非常に重要なもの・・・ただの財宝ではなく、もっと権力に結びつくような何かが、剣山には未だに眠っているに違いない。だからこそ、旧帝国軍や自衛隊も剣山の秘宝を探していた(MMR, 1997?)のだろう。

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エピローグ

おいおいおいおい!!そんなすげー話がそうそうあるわけねーだろ!・・・と自分に突っ込んでみよう!

・・・・・そんなワケあるかい!!まだ宇宙もできてねーよ!

・・・ちなみに、宇宙ができたのはおよそ150億年前とされています。宇宙より先にパソコンができていたとは知りませんでした。


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